“リアル・フェムケア”
2022年に引き続き、注目のフェムケア。昨年はデリケートゾーンのケアアイテムや吸水ショーツの充実など販売側を中心とする動きが目立ちましたが、今年は消費者がフェムケアの話題を身近に感じ、より実生活に根差した“リアル・フェムケア”へ。社会全体ではオンライン診療の普及がさらに進むほか、女性特有の不調との向き合い方や家庭や職場での理解&コミュニケーションのあり方など、さまざまな観点から女性と健康をテーマにした議論が活発化するでしょう!
2022年に引き続き、注目のフェムケア。昨年はデリケートゾーンのケアアイテムや吸水ショーツの充実など販売側を中心とする動きが目立ちましたが、今年は消費者がフェムケアの話題を身近に感じ、より実生活に根差した“リアル・フェムケア”へ。社会全体ではオンライン診療の普及がさらに進むほか、女性特有の不調との向き合い方や家庭や職場での理解&コミュニケーションのあり方など、さまざまな観点から女性と健康をテーマにした議論が活発化するでしょう!
ママ女医ちえこさん
産婦人科医
月経カップや吸水ショーツなど生理用品の選択肢が広がったほか、コロナ禍を背景に産婦人科のオンライン診療やSTD(性感染症)の郵送検査キットを活用する人も増加。この流れはさらに続きそうですね。さらに2022年4月から人工授精などの一般不妊診療、体外受精など生殖補助医療が保険適用されたことも大きなポイント。不妊治療への関心がさらに高まるとともに、妊活をからめたトピックスやサービスにも引き続き注目が集まりそうです。
牧内夕子さん
コスメコンシェルジュ
フェムケアではデリケートゾーン専用の洗浄剤や保湿剤などが登場していますね。コスメの場合、パーツ別に専門アイテムでケアをしていこうという潮流があり、アイテムが細分化されています。デリケートゾーンのケアもその流れのひとつにあり、消費者の間でも“専用アイテムを使うといいのね”といった納得感が出てきていると思います。
伊達友美さん
管理栄養士
女性ホルモン系の不調には勝てない…とあきらめている人も多いかもしれませんが、じつは食事を見直すことで、女性ホルモンに振り回されない健やかな体を手に入れることはできるんです! ポイントのひとつは女性ホルモンの材料である脂質をしっかりとること。私が提唱する“食べるフェムケア”では、えごま油、アマニ油、しそ油などオメガ3系脂肪酸が豊富な質のよい油を食事にプラスすることをオススメしています。
エリカ・アンギャルさん
栄養コンサルタント
2017年出版の著書で骨盤底筋強化のためのケーゲルエクササイズやElvieのような骨盤底筋トレーニング機器を紹介していましたが、当時日本では今ほど一般化していませんでした。その後、フェムケアの情報がメディアで紹介される機会が増え、とてもうれしく思っています。ケーゲルエクササイズや特定のヨガのポーズのようにお金をかけなくても自分でできることもあるので、ぜひ日本の女性の方にも「年だから…」と諦めるのではなく、骨盤底筋を鍛え続けていただきたいと思います。”Use it, or lose it!”
近日公開、お楽しみに!